TESIO FOODSプロジェクト 〜収穫編〜

2023.2.28

PMAが取り組むTESIO FOODSは、地球温暖化を改善する可能性を秘める“炭素循環農法”で栽培した野菜を使ったフードブランド。 野菜の栽培はすべて、代表である山口の地元・浜松市で、山口の同級生であり大人気ピーナッツバターを作る“杉山ナッツ”の杉山孝尚氏に依頼。 浜松市に根ざした品種を、もみがらや牡蠣殻、海藻や米ぬかなどの浜松市内の資材を使った肥料で、完全無農薬で育てています。

PMAのオフィスは渋谷。普段から土に触れ野菜を育てることはなかなかできませんが、自分たちが作っているプロダクトだからこそ、人任せにしすぎず、自分たちでも手を動かします。 今日は、浜松市での農作業に勤しむ、PMAの様子をレポートしていきます。


<朝イチ、落花生の収穫から>

農園を訪問した9月は、ちょうど落花生の収穫シーズン。 20反にも及ぶ落花生畑は圧巻の光景です。 TESIO FOODSの野菜の作付けに取り掛かる前に、まずは日頃お世話になっている杉山ナッツのお手伝いからスタート。


▼杉山さんから収穫について教わります。何もかも知らない、初体験だらけ。



野菜づくりでお世話になっていて、PMAメンバーも愛用させていただいている杉山ナッツのピーナッツバターですが、ピーナッツの収穫に参加させていただくのは実は初めて。 茎を持って引っこ抜くと、地中からたくさんのナッツがお目見え。一粒持ってみれば、ぎっしりと中身の詰まった感じが手から伝わります。


▼地面に落ちたピーナッツを拾ってご満悦のインターン(社長の息子)くん



慣れない手つきだったメンバーたちも、30分も収穫していればお手の物。 まるで普段から働いているかのような表情で収穫に臨みます。


▼無心で収穫を続けるすーさん(鈴木)、よねさん(米広)



▼しっかりとした大振りの落花生がどっさりと。




<てしおにかけて、野菜の植え付け>

お昼休憩を挟んで、朝とは違う畑へ。今回の浜松出張のメイン、TESIO FOODSに使う野菜の植え付けです。

今回はキムチに使う白菜と、第2弾商品に使うにんじん、たまねぎ、じゃがいもを植え付けます。 普段は耕運機とトラクターで行われている畝作りを、鍬を使った手作業で実践。どうせやるなら自分たちの体で実感できるやり方で、ということで、慣れないながらも手を動かします。


▼かなり腰にキテます。やってみないとわからない大変さ、面白さ。


もちろん、野菜を育てるのが簡単だとは思っていませんでしたが、いざ自分でやってみると、想像しきれない大変さも痛感。 一方で、一つひとつ自分たちの手で野菜づくりのための準備が進んでいくのを実感するのは、製品を作る立場としてかけがえのない経験です。

途中でこれまた初体験の耕運機も登場。 これが意外と難しい!エンジンをかけるところから手こずりながら、普段はできない体験を全身で味わうのでした。


▼思ったよりも簡単に進んでくれない!少しずつコツを掴んで。




▼じゃがいもは、種芋を一つずつ等間隔に。


植え付けのあとは、早めに植え付けをしていた生姜とさつまいもを一足先に収穫。 幼稚園、小学生の頃にした芋掘り体験以来のさつまいもの収穫。 まるまると大きく育ったさつまいもは、ふかして食べるところを想像すると垂涎もの。


▼持ってみると、サイズ以上にずっしりとした感触が。


生姜にいたっては、そもそも地中でこんなに繋がった状態になっているのかと、また新たな発見。 掘り起こした途端に、辺りにフレッシュな香りが広がります。 水で軽くすすいでその場でかじると、控えめな絡みと鮮烈な風味が口いっぱいに。


▼当たり前ですが、スーパーに並んでいるのとは大違い。


まさに農業づくしの1日。オフィスで仕事をするのとは全く違う新鮮な発見がたっぷりの1日となりました。


▼参加メンバーと、杉山さんと。



<自分で手を動かしたからこそ語れることがある>

PMAメンバーが浜松を訪れるのには、自分たちがやっているフードブランドなのだから野菜づくりでも自分たちの手を動かすという目的があるのはもちろんですが、 マーケティング的な観点でも目的を持って動いています。

TESIO FOODSは「1次産業の6次産業化」を通じて、商品の高付加価値化を図ることで他にはない商品を世に送り出しています。 そしてその裏には、炭素循環農法による地球環境改善という大きな目的があります。

商品をお客様に提供する段階で、TESIO FOODSの目指すビジョンを説明するのはPMAメンバーです。 それなのに、自分たちがやっている事業のことをイマイチ分かっていないというのは筋が通りません。

だからこそ、自分たちで畑に足を運び、炭素循環農法で野菜を育てることの大変さと意義の大きさを実感します。 自分たちがやっている事業の社会的意義や商品の本当の価値を実感しているのとしていないのとでは、アウトプットも変わってくるからです。

てしおにかけて育てた野菜を使った商品を謳っている以上、自分たちもてしおにかけて商品を作り、育てていく。 ただの収穫旅行にするのではなく、自分たちのマーケティングをより良くしていくための大切な仕事として位置付けているのです。

とはいえ、夕方までの収穫・作付けが終わったあとは、リフレッシュも大切。 実は上期のお疲れさまも兼ねたこの旅行での、PMAなりのリフレッシュについては、次の記事でご紹介したいと思います。乞うご期待!